これは私の不摂生の代償です…みなさん、歯は大切に!!
スーパーダッシュ文庫2月新刊『代償のギルタオン』第2巻がいよいよ2月25日に発売になります!!! 発売を記念するスペシャル企画として、著者・神高槍矢先生のインタビューをお届けします!!! インタビューは2部構成。本日更新分はPart1をお送りします!!!
F2
神高先生、最新刊第2巻の発売、おめでとうございます!! 出来たてほやほやの新刊を手にとってみた感想はいかがですか?
神高
おぐちさんのイラストが凄いなぁ……と(笑)。
やっぱり嬉しいです。誰よりも、僕が待ち望んでいたと思います。
F2
第2巻もイラストが”凄い”ですよね。
おぐち先生はどんな方なのですか?
神高
一言で言うと、やっぱり”凄い”ですね。
イラストが素晴らしいのはもちろんのこと、技術も知識も半端ないです。
そしてアイデア力。
作品に関しても、いろいろ考えてくれていて、クレバーなアイデアをズバズバと言ってくれます。
おかげで、僕も成長できています。
僕にとっておぐちさんはイラストを描いてくれる人ではなく、一緒に作品を作り上げていく仲間だと思っています。
F2
第1巻が出て、第2巻を書くまでの間はどんな気持ちでしたか?
神高
今思えば、なんだか焦っていたような気がします。
第1巻が出た直後から書き始めたのですが、担当のF2さんも知ってのとおり、第2巻の初稿は丸々ボツになってるんです。
作品を書き上げて提出。その後、スーパーダッシュ様の謝恩会に参加させていただいたのですが、編集さんや、いろんな先生方から感想を伺ったり、イラストレーターのおぐちさんと話しているうちに『この原稿で本当にいいのか?』と思うようになりました。
帰りの新幹線で、窓の外を眺めながら、ずっと悩んで、次の日も休みだったので一日悩んで……。
それで翌日の平日。ドキドキしながら『お渡しした原稿、ボツにして、書き直してもいいですか?』と担当さんに電話しました…。
F2
そうでしたね。僕も初稿を読んで『あれ? ギルタオンってこんなお話だっけ?』と思っていたので、神高さんからの申し出はむしろ、喜ばしいことと歓迎したのを憶えています。
神高
全ボツにして、一から書き直すことの大変さがどういうものか、わからなかったんですが、なぜか、あの時は、なぜかホッとしたんですよ。
続編を出すなら早い方がいいと言われていたので、初稿は焦って書いてしまったのかもしれませんね…。
F2
”代償”という言葉がキーワードであり、この作品の根幹とも言えると思います。
”代償”という言葉にどんな意味を込めたのでしょうか?
神高
作品を書く前は”代償”という言葉にあまり意味を込めていませんでした。
どちらかというと、僕自身が意味を求めていたんだと思います。
能力を使う際には、なんらかのリスクがあった方が、より物語が面白くなると思って、軽い気持ちだったのかもしれません。
けど、話を書いているうちに、その”代償”の一つ一つがキャラクターにとって深い意味を持ち始めました。もしかしたら、キャラクター自身が己に迫られた”代償”に意味を込めていくものなのかもしれません。
でも、自分でもこの物語が何処へ向かうのか、まだ見えてないのが正直なところです。
読者のみなさんに楽しんでいただくために、主人公の”希望”は消しちゃいけないとは思っています。
F2
まさに、第2巻の帯のコピー”希望は潰えない!!”につながりますね。
神高
はい。第2巻のテーマです作品にとっても重要なテーマになっているかも知れま
せん。
F2
神高先生、ありがとうございました。
『代償のギルタオン』第2巻をよろしくお願いします!!!
(Part2は明日更新です!)