ということで、編集Kです。
いえ、今日は単なる「僕らはリア充なのでオタクな過去などありません(大嘘)」のファンとしてブログを書いていきます!
2巻の完結編が電子限定で配信されました。
とにかく、書影とあらすじをどうぞ!
著:北國ばらっど イラスト:村上ゆいち
本当のリア充って、なんだろう? 高校進学を機に脱オタしてリア充を目指す俺は、今日もリア充たちに合わせて日々をなんとかやり過ごしている。同じ境遇ながらキャラチェンに失敗しまくりの来々木瑠句(くるるぎるく)の面倒を見ることになった俺は、素のキャラは駄目ワンコの瑠句がリア充になれるように作戦会議をしてみたり、バイトを一緒にしてみたりと、二人で苦戦しながらもそれなりに充実した毎日を過ごしていた。だが、バイトをきっかけに、瑠句の魅力が広く知られるようになって、俺はなんだかもやもやとしたものを感じるようになり……。 陰キャラ、リア充、スクールカースト、恋と青春。誰もが覚えのあるリアル青春群像劇、第2巻!
書影にどーんと登場するのは、
作中、いろいろなことを考えさせられるときに必ずこの娘がいるのですよ!
一巻のときもそうでしたがね。むしろ、一巻のあの登場は、「は?ちょ、え・・・・・・?まじで?」と思いましたが。
「僕オタ」2巻そして、同時に完結編となります。
だからこそ、望と瑠句の関係、羽音自身の気持ち、麻紀や須藤に至るまで、いろいろと書かれています!
いや、そんな麻紀さんがそんなことだなんて・・・・・・ と言ったところでございます!
正直なところKは初めて電子書籍を買いました。
今日の朝、Kindleのアプリをインストールして。
そこまでしてでも、読みたいという気持ちがあったんですよね。
自分を偽って、仮面を被って、無理をして、必死になって
自分らしくいないというのは本当にリア充と呼べるのだろうか。
どんな青春を通ってきた人も、今が青春という人も、必ずどこか胸が締め付けられるような物語です!
そして、電子だからこそ出来たという仕掛けがあったのです!
最後の最後、挿絵がなんと豪華なフルカラー
読んでいてひざから崩れ落ちる感じでした。
それをぜひ、皆様も体験していただきたいです!
・・・・・・ほんの少し、隅っこだけ見せておきますね
あの文章と雰囲気を十分に味わってほしいので全部は公開しません。
ぜひ、楽しんでください!
一巻は今(2017年8月25日現在)Kindleにて120円のセール中!
以下はやたらと、この1週間宣伝していたツイッターです。
「照明係りは嫌だな、って思ったんだ」— ダッシュエックス文庫編集部 (@dx_bunko) 2017年8月21日
陰の中から眺めている俺は、あの眩しさの中にはいなかった。
「俺も光を浴びる舞台の上で、演技をしていたかった」
「……わかります」
頷かれ、目を向ける。
【僕らはリア充なのでオタクな過去などありません(大嘘)①1/3】 pic.twitter.com/L8MPysbge7
「……私も、同じ。同じです。寂しくて、悔しくて、辛くって。だから、変わってみようって思って」— ダッシュエックス文庫編集部 (@dx_bunko) 2017年8月21日
「気が合うね」
「ほんとですね」
「……」
「……」
どちらともなく可笑しくなって、ぷっ、と笑った。
【僕らはリア充なのでオタクな過去などありません(大嘘)①2/3】 pic.twitter.com/FRDYvSmGuC
ああ、なんだ楽しいじゃないか。— ダッシュエックス文庫編集部 (@dx_bunko) 2017年8月21日
話が出来るって、本当に。
「……そ、そういえば名前、言ってなかったです、よね」
「ああ、そうだった。俺は佐々井望って言うんだ」
「……あの、私は――」
【僕らはリア充なのでオタクな過去などありません(大嘘)①3/3】 pic.twitter.com/Lac1ro1HJb
「――みっともないところを、見せたわね」— ダッシュエックス文庫編集部 (@dx_bunko) 2017年8月22日
「本当にな」
「今の私には不要な顔よ……気にしないで」
「手遅れだろ」
「昔の私とは違うのよ……貴方が変わったように、これが今の私の顔」
「頼むから普通に会話をしてくれ」
【僕らはリア充なのでオタクな過去などありません(大嘘)②1/4】 pic.twitter.com/XrJ1lYFbwP
「会話していいんですかっ!?」— ダッシュエックス文庫編集部 (@dx_bunko) 2017年8月22日
「うわぁ!急に笑顔になるな!上に乗るな!」
えぇえ、なんだろこの子。
なんかさっきまでと全然キャラが違うっていうか、なんつーのかな。ワンコだこれ。だめなワンコ。駄犬系女子。
【僕らはリア充なのでオタクな過去などありません(大嘘)②2/4】 pic.twitter.com/E2NBMpnmYP
いったい全体、これはどうしたことだろう。— ダッシュエックス文庫編集部 (@dx_bunko) 2017年8月22日
「なんか……来々木さんキャラ違くない?」
なぜあんな生産性の欠片もないキャラづくりを……。
【僕らはリア充なのでオタクな過去などありません(大嘘)②3/4】 pic.twitter.com/54VwE5h1nC
「だ、だって、高校デビューにあたって前のキャラのままでは元の木阿弥ですから、一生懸命侮られないようなキャラを考えたんですよ。おかげで佐々井くんだって全然、私のことに気づきませんでしたし……」【僕らはリア充なのでオタクな過去などありません(大嘘)②4/4】 pic.twitter.com/420UGM6zVb— ダッシュエックス文庫編集部 (@dx_bunko) 2017年8月22日
「そこ“はい”って言えないんだ」— ダッシュエックス文庫編集部 (@dx_bunko) 2017年8月23日
心臓を掌に握られたような気になる。
カッ、と心臓から、首の上に血液が集まっていく。
「なるほど。それが“クラスの空気に会わせる”ってことか」
「――――ッ!」
【僕らはリア充なのでオタクな過去などありません(大嘘)③1/3】 pic.twitter.com/A6gfNhgF06
思わず、席を立った。— ダッシュエックス文庫編集部 (@dx_bunko) 2017年8月23日
沸きたつような敗北感で頭をぐちゃぐちゃにしながら、その部屋を出た。パンやコーヒーを片づけるのに回す頭はなかった。
「キミが息苦しくなったらでいいからさ」
背中にかけられる声は、聞こえた。
【僕らはリア充なのでオタクな過去などありません(大嘘)③2/3】 pic.twitter.com/5JxwuBw3yO
作中からいろいろと読んだら気になってくれるかなというところを抜粋してみました。どことなく甘ったるい声。— ダッシュエックス文庫編集部 (@dx_bunko) 2017年8月23日
「いつでも遊びにおいでよ。カギは開けておくから」
振り返らずに、俺は廊下を駆けていった。
可哀相なものを見る彩李羽音の顔が、瞼の裏に焼き付いていた。
【僕らはリア充なのでオタクな過去などありません(大嘘)③3/3】 pic.twitter.com/vXbvgVUS9I
どうしたら、もっと興味を持ってもらえるだろう、どうしたら読んでみたいと思ってもらえるだろうと試行錯誤した結果でした。
これで、ひとりでも多くの人の気を惹けていたらと思います!
ぜひ、読んでみてください!