2014年3月18日火曜日

【新刊情報】3月刊『おねがい勇者(わたし)についてきて? はい/YES』キャラクター紹介!! Part.2

スーパーダッシュ文庫3月新刊『おねがい勇者(わたし)についてきて? はい/YES』がいよいよ3月25日に発売!!!

前回のPart.1では、この小説の概要、そして主人公の祐司(ゆうじ)とヒロインの茶亜羅(てぃあら)を紹介しました!!!



今回の記事では、祐司と茶亜羅と冒険を共にする仲間たちについて、またもや作者の番棚葵先生と編集の担当Iが語ります!!!


★はじめに

担当I:そういうわけで、Part.2の方もお願いします。
番棚:よろしくお願いします。
I:今回は祐司と茶亜羅の冒険についてくる、仲間を紹介するということで。
番:王女のフィーネ、魔術師のレイア、イタチのギンですね。
I:イタチまでいるんですか(笑)
番:ファンタジーならマスコット必要かなと。後は、貴重な男キャラクターということで。
I:男って、獣のオスじゃないですか。
番:貴重とは思いますよ。何しろ冒険する世界は女性ばかりなので(笑)
I:(デザイン画を見て)後一人、紹介する仲間がいるようですが。
番:賢者のクレヴですね。彼女は冒険には直接参加しないのですが、オブサーバーとして色々助言をくれたりします。
I:なるほど。冒険についてくるキャラも、助言してくれるキャラも、全員が心強い仲間というわけですね。
番:うん……うん? 心強い、のかな?(笑)


★フィーネ

I:まずは王女のフィーネですね。
番:「ファンタジーなら出てこないといけない」代表の、王族です。
I:そういえば、民主制が舞台のファンタジーとかあまり見ませんよね。



番:王女だけあって、気品のある顔だちですね。そして胸が大きいのが素晴らしいです。
I:番棚さんがそう指定したんでしょうが(笑)
番:まぁ、その(笑)
I:なお、今回もイラストを担当した日向あずり先生からコメントをもらっていますよ。

「お姫様でありながらも好奇心旺盛で、結構大胆なフィーネはおしとやかにしすぎず、しかしお姉さんっぽさが無くならないようデザインしました。
服装については、レイアの衣装のデザインを少し大人っぽく、きわどくアレンジした魔術服にしています」

I:ふむふむ。この王女は好奇心旺盛なんですか?
番:勇者と一緒に冒険に出ている時点でお察しください(笑) 物見高いですが、おてんばというわけではなく、どちらかというと世間知らずでおっとりしています。
I:世間知らずなお姫様が、冒険に出るって大変じゃないですかね。
番:当人はのほほんとしたものです。むしろ周りが胃を痛めます。祐司など、その好奇心から色々と酷い目に遭ってますしね。胸にうずめられたり、寝床に侵入されたり。
I:あの、うらやましいんですが(笑) フィーネは祐司のことを異性と意識しているんですか?
番:逆です。男がいない世界なので、異性をとても珍しく思っているのですよ。だからちょっかいを出されるだけで、性は関係しません。


★レイア

I:次は魔術師のレイアですね。
番:若輩にして王宮魔術師です。フィーネとは王と臣下の関係ですが、プライベートでは仲良くやっています。



I:フィーネとは対照的に、気が強そうな感じですね。
番:そうですね。茶亜羅、フィーネと結構頭がゆるい面子が揃ってるので、性格の強さが余計に際だちます。
I:そんなレイアに対しての、日向先生のコメントは、以下の通りです。


「レイアは魔術師であり、黒いローブと言う記述でしたので、初めは布で覆われたローブ衣装が思いついたのですが、お話を読み進めていくうちに、おてんばなツンデレ感がとても萌えだったのでビジュアル面でも上手く出せないかと思い、少し露出度を高くした今の姿に落ち着きました」


I:ツンデレなんですか。
番:本人にその素質はあります。が、実のところ、男がいないという世界において標準的な感性を持っているので、そう見える部分もあります。
I:と、いいますと?
番:物心ついたころから見たことのない男、つまり祐司をかなり警戒するんですね。でも、一緒に旅をしていくうちに少しずつ気になるという。
I:恋愛感情が芽生えるんですか?
番:それは本編を見てのお楽しみということで。また、彼女は魔術師としては少し変わった戦い方をするので、それも見て欲しいですね。


★クレヴ

I:賢者のクレヴですね。
番:先ほども言いましたが、冒険には直接参加しません。ですが、助言を与えてくれるキーキャラクターです。
I:ではイラストの方を。


I:あれ、ずいぶん若いというか幼いんですね。
番:外見は。実年齢は……まぁ、秘密です。本編でも明らかになってませんし(笑)
I:また、あざといキャラを(笑) あ、日向先生のコメントは次の通りです。

「クレヴは話を読んでいる段階ですでに頭の中でイメージがほぼ固まっていて、自分の中での『威厳の賢者+幼女な容姿ならこんな感じ』というのが色味までほぼそのまま形になっています。
うまくイメージ通りにデザインできたかなぁと思っています」


I:日向先生本人も、納得の出来だったというわけですね。
番:確かに、外見幼女なのに賢者という、ミステリアスな雰囲気がよく出ていると思います。
I:このクレヴの性格はどんなもので?
番:良くも悪くもマイペースですね。しゃべり方は物静かですが、押しの強さは登場人物の中で随一ではないでしょうか。
I:なるほど、賢人らしいですね。そして外見幼女であざといと。
番:そんな連呼するほどあざとくありませんよ(笑)


★ギン

番:最後はイタチのギンですね。
I:これはもう、イラストと日向先生のコメントを続けて紹介して、さくっと終わらせましょう。
番:祐司の時といい、女性キャラ以外に冷淡すぎませんか(笑)



「ギンについてもクレヴと同様、読んでいるうちからすでになんとなくのビジュアルはイメージで完成していました。
人ではなく、イタチというギンですが、可愛い系というよりは、常識人という設定だったので、そのような感じが出ていれば嬉しいです」


I:どこからどう見てもマスコットキャラですね。あれ、でも常識人というのは?
番:舞台がファンタジーな世界なので、獣であるギンも当然しゃべれるんです。で、女性陣よりはやや良識をわきまえているので、ツッコミもこなすんですよ。
I:じゃぁ、苦労性の祐司とは波長が合いそう?
番:ギン自体は飄々としているので、波長が合うとかとは違いますが、それでも得難い「同性の友人」となるでしょうね。
I:なるほど、そういえば貴重な男キャラでしたね(笑)
番:後はギン自身にもちょっとした秘密があったりしますが……これも、本編を見てのお楽しみということで。


★他にも色々なキャラが?

I:メインとなるキャラは、これで全てでしょうか。
番:そうですね、主人公とヒロイン周りという意味では、これで全てだと思います。
I:すると、他にもいっぱいキャラクターは出てくると?
番:はい。まずは敵側です。魔王退治をしてこいというのですから、魔王が出てきます。
I:当然といえば当然ですね(笑)
番:しかし、この魔王もただ漠然と「世界を征服してやる」とかいうキャラではないので、その辺はお楽しみいただけると思います。
I:魔王以外には、どんなキャラが出てきますか?
番:魔王の配下の魔物たちや、女だらけの世界における女性の住人たちなど、我々の世界には存在しない、文化や価値観を持ったキャラクターがいっぱい出てきます。その辺の違いを楽しむのも、この小説のテーマの一つですね。
I:なるほど、異文化交流もテーマに入っていると。
番:まぁ、そこまでお堅いものではないんですが(笑) どこかズレたキャラクターたちがおりなす、どこかズレたファンタジー活劇を楽しんでいただけると幸いです。
I:なるほど、それは楽しみですね。

かくして、作者と編集によるキャラクター及びあらすじの紹介は終わりました。
しかし、これはまだまだ氷山の一角にすぎません。本書を読めば、さらに魅力的なドラマとキャラクターが、読者を歓迎してくれることでしょう。

3月25日発売、『おねがい勇者(わたし)についてきて? はい/YES』!!! ご期待ください!!!

http://sdbunko.blogspot.jp/2014/03/part.html